リトルランボーズという映画を観てきました。原題はSON OF RAMBOW(ランボーの息子)です。
この作品はツイッタ—上でかなり評判がよかったのと、上映期間が短かったこと、そしてたぶん彼はみたがらないタイプの映画だということから、急に思い立ち、時間のあった昨日、1人でふらっと行ってきました。
舞台は1980年代のイギリス。
敬虔なカトリックの厳しい家庭で育ったウィルはテレビも映画も禁止されていました。想像力豊かな彼は聖書にたくさんのイラストを描き、自身の世界を持っていました。
一方、年の離れた兄と2人で暮らしているリー・カーターは学校でも有名な問題児。
そんな2人が出会い、そしてカーターの家で初めて映画「ランボー」を見ます。
ウィルはすっかり感化され、カーターと2人自主制作の映画「ランボーの息子」を作ることにしたのです。
撮影は順調に進み彼らの友情はだんだん深まっていきましたが、カーターの停学中にフランスからの交換留学生や上級生たちが映画撮影に参加したことから2人の関係に変化が訪れて…。
ウィルとカーターの演技が素晴らしく、子供時代のワクワク感や興奮・悩み・成長などがうまく描かれていました。子供同士の友情、家庭と家族の問題なども織り交ぜながらラストではホロッとさせられます。イギリスの風景も美しく、心が豊かになる映画でした。
「ラストが素晴らしく、号泣間違いなし」みたいな評価が多かったので期待しすぎたのかもしれませんが、私は涙はでませんでした。でも素敵なラストで心が温まり見終わった後ほっこりした気持ちで帰りました。
この映画は東京では11月に公開されていたようですが、新潟では今週からの公開でした。
新潟市内には4つのシネコンがありますが、もうひとつ「市民映画館シネウインド」という小さな映画館があります。今回この作品はこのシネウインドでの上映でした。
シネウインドは約25年前に市民によって立ち上げられ、現在も会員によって運営されているちょっと変わった映画館です。その存在はもちろん知っていましたし、めずらしい映画(例えば東京でも単館上映だったり、新潟のシネコンでは上映しないものなど)をたくさん上映していることも知っていました。
今年に入ってから「瞳の奥の秘密」を観たくて初めてHPにアクセスしてみました。残念ながらこの作品は見逃してしまったのですが、ツイッターでシネウインドをフォローするようになってから情報が入ってくるようになりました。
実際に中に入ってまずびっくりしました。
小さな空間に小さなスクリーン、イスも折りたたみ式の小さなものです。
最前列にはたたみイスに座布団が敷いてある席までありました。
ゆったりソファに大きなスクリーンのシネコンに慣れていたので正直驚きました。
しかも上映時間ギリギリに入ったにも関わらず、観客は私ひとり。
劇場のちょうど真ん中くらいに席を取り、作品を見ました。
そのとき思い出したのです。そうだ、子供の頃近所にあった映画館に似ている、と。
住宅地の中にあるその小さな劇場は坂道の途中にあって、入口は小さく中は暗くて狭かったけど、お客さんはいつもそれなりに入っていました。
もう30年くらい前のことですが、あの頃は映画館がもっと身近にあって、みんなが映画を楽しんでいたんだなぁとちょっとさみしい気持ちになりました。当時は一般家庭にビデオデッキがそれほど普及しておらずレンタルビデオもありませんでした(たぶん)。シネコンは便利ですが、こういう味のある映画館は大切にしていかなければならないなと感じました。
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コメント
この作品、私も新聞のレビューで見て、気になっていました。
こういうしみじみと温かくて、ちょっとほろりとさせる作品大好きです。
oliveさんのお話をうかがって、ますます見たくなりました。
たぶんこちらでの上映はもう終わってしまっていると思いますが
DVDになったら、是非見てみますね。
シネウィンド、すてきな映画館ですね。
私もこういうこじんまりとしたミニシアター、大好きです。
上映している作品も、いわゆるハリウッド大作とは違って
個性的できらりと光る作品が多いですね。
ただ最近はアクションなどの迫力のあるものは映画館の大画面で見て
こじんまりとした作品はDVDで…という方が(私も含めて)多いので
東京もミニシアターは経営が厳しいようです。
なかなか難しいことですが、いつまでも大切にしていきたいですね。
こういうしみじみと温かくて、ちょっとほろりとさせる作品大好きです。
oliveさんのお話をうかがって、ますます見たくなりました。
たぶんこちらでの上映はもう終わってしまっていると思いますが
DVDになったら、是非見てみますね。
シネウィンド、すてきな映画館ですね。
私もこういうこじんまりとしたミニシアター、大好きです。
上映している作品も、いわゆるハリウッド大作とは違って
個性的できらりと光る作品が多いですね。
ただ最近はアクションなどの迫力のあるものは映画館の大画面で見て
こじんまりとした作品はDVDで…という方が(私も含めて)多いので
東京もミニシアターは経営が厳しいようです。
なかなか難しいことですが、いつまでも大切にしていきたいですね。
セレンディピティさま
この映画、セレンディピティさんはお好きな作品だと思いますよ。
宣伝媒体には「リトルダンサーの時の感動が」というコメントがありました。
たしか、リトルダンサーご覧になってましたよね?
私もアクション映画は映画館で、ドラマ映画は家でというスタイルです。
今回初めてこういう小さな映画館に足を運び、また自分の世界が広がったような気がしました。
とても身近にある映画館なので大切にしていきたいと思います。
宣伝媒体には「リトルダンサーの時の感動が」というコメントがありました。
たしか、リトルダンサーご覧になってましたよね?
私もアクション映画は映画館で、ドラマ映画は家でというスタイルです。
今回初めてこういう小さな映画館に足を運び、また自分の世界が広がったような気がしました。
とても身近にある映画館なので大切にしていきたいと思います。
確かに前もって友だちとかネットとかから情報が入ってきて「号泣まちがいなし」とかいわれると、かえって涙が出なかったりするよね。不思議。
ところで!!
その近所の映画館って一体どこ?!それって今の実家のある場所の近所ってこと??
あんな住宅街に映画館があったの?!全然しらないんだけど。
気になってしょうがないんだけど。。。あとでちょっと電話するかも(笑)
でもちょっと期待しすぎちゃって。何の情報もなく見たらかなり感動したのかも。
近所の映画館ってさ、ミルキーハウシュの向かいにあった○○会館だよ。覚えてる?
小学生くらいの時に友達と映画観に行ったなぁ。