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2024/04/24 01:56 |
すし処 めくみ 〜金沢の旅・その2〜
今回の金沢旅行の最大のテーマは「おいしいお寿司を食べよう!」でした。
観光よりもグルメ中心というところが私達らしいでしょ。

さて、調べてみると金沢にはお寿司屋さんがたくさんあります。
どこもおいしそうだけど、一体どこがおいしいのかわかりません。
そこで金沢在住でお寿司が大好きな方に情報を得たところ、おいしいところは色々あるが金沢で一番と言ったらやはりここでしょう、という「すし処 めくみ」に決定。


当日電話で予約したのですが、お店に入ってびっくり!
なんとカウンター7席だけの小さなお店で、すでに2組のお客さんがいました。
店のご主人に話を伺ったところ、12月半ばまで予約はいっぱいとのこと。
土曜日だったのに当日(しかも30分前)に予約がとれた私達はとてもラッキーでした。



まずは生ビールを。
とてもうすいグラスでした。
私ビールはうすいグラスで飲むのが好きなので、このグラスとても気に入りました。



余計なものが一切置かれていない、シンプルで上品な内装のお店。
カウンターにすわるとご主人の手元がよく見えます。
清潔で丁寧なお仕事をされている様子を眺めながらおいしいものをいただく。
このお店にはそんな至福の時間が待っていました。


お店にメニューはなく、ネタも並んでいません。
ここは「おまかせ」が主流のようです。



あわびのなめろう。
味噌でなく、キモでなめろうにしてありました。


鱈の白子。
ほんのすこーしだけ温めてありました。
言われなければわからない程度に。その温度が絶妙なんですね。
ふわっとやわらかく、臭みがまったくない、今まで食べた中で一番おいしい白子ポン酢でした。


お刺身です。
手前からひらめ、エンガワ、赤西貝。
このひらめ、透明で大きくて珍しいな〜と思いましたが、とにかくおいしい!
(おいしいもののレポートを書く時にいつも自分の表現力の乏しさが悔やまれます。)
エンガワはもちろん、初めていただいた赤西貝も小さかったけれど丁寧に仕事がしてあっておいしくいただきました。



早々に日本酒にスイッチしました。
地酒「獅子の里」です。


のどぐろの塩焼き。
のどぐろは新潟でも食べられるので何度も食べたことがありますが、たぶんお魚自体もいいものなんでしょうけど、焼き方が絶妙でした。小さな切り身でしたが口に入れたときの食感といい、脂のノリといい、量もちょうどよかったです。


続いて香箱蟹(こうばこがに)。
新潟では女ガニと呼ばれていますが、小さなメスのズワイガニです。
内子と外子(2種類の卵のことです)、カニの身、塩加減もちょうどよく日本酒にあうんです。


からすみを炙ったもの。
大きなカラスミをざっくりと切って炙っただけのものです。贅沢〜♪


ここからは握りです。


あかいか、ぼたんえびの昆布〆、ばふんうに、マグロの漬け。
いかは細かい仕事がしてあって、口当たりもやわらかくとってもおいしい。
ヅケはうすいしょうゆに2日間つけたそうで、ほんのり味がついていてまったく固くありません。塩分のうすいお醤油につけたからこうなるのでしょうね。



平鰺、小柱、穴子(生!)、煮はまぐり。
平鰺というのはうすい形をした鰺の仲間だそうです。
鰺というより小肌に近いかな。
生の穴子には驚きました。珍しいですよね〜。
けっこう食感がしっかりしていましたよ。
煮はまぐりも完璧に近い仕上がりです。(いや、完璧です)


ここで、ご主人が大きな活車エビを出してきました。
おもむろに串刺しにし始めたので、「え?握りの後に焼き物?」と思ったのですが、なんと握り用に下ごしらえしていたのでした。
生きた車エビをその場で茹でて握りにするなんて、驚きました。



車エビ、穴子、玉子。
車エビは大きいので2つに切って出してくれました。
今まで茹でたえびって正直好きではありませんでしたが、さすがにコレはおいしかったです。
そして最後の穴子はふわふわ〜♪
玉子焼きはしっとりとして一口サイズで登場。これは私はあまり好みではありませんでした。



のりのお椀が出ておまかせコースは終了です。

「足りなかったら追加してくださいね」といわれ、
「足りなくないですけど、あまりにもおいしかったので穴子をもう一度お願いします」とリクエスト。


穴子と鰹もいただいてごちそうさまでした〜。


このお店、正確には金沢市ではなく、隣の野々市町というところにあります。
住宅街の中にひっそりとたたずむお店ですが、間違いなくリピートしたいお店でした。
いや〜、それにしても世の中にはまだまだいいお店がたくさんあるんですね〜。
使っている素材がいいのはもちろんなのですが、それに手が加わってひとつの芸術品になってしまう。日本料理って奥が深いな〜。


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2008/12/02 18:03 | Comments(4) | TrackBack() | 旅行

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コメント

金沢ですか~まだ行った事ないです。
というか、いいおすし屋さんにめぐり合えて良かったですね♪
私もお鮨大好きなんですが、旦那があまり好きではないようで、ちっとも誘いにのってこないんですよ~(涙)。
posted by さちURLat 2008/12/02 19:06 [ コメントを修正する ]
さちさま
さちさんのお住まいからは金沢は遠いのでしょうか。
私は学生時代を含め、もう何度も行ったことがあります。
(同じ北陸地方ですからね)
なかなかいいところですよ。
うちは彼が大のお寿司好きなんです。彼とつき合うまでは私もお寿司はほとんど食べなかったのですが、影響されて最近はよく食べてます。同じお寿司でも場所やお店で違いがあって奥が深いですね。
2008/12/03 13:58
姐さん!!!!

良いモン喰いすぎです(@@)

写真見てるだけでも、このお店が「良い仕事する」ってのが伝わりますょ!
一貫握りで細かい仕事!!絶対ウマイやん。。。

料理も見事ですが、器が良い!!!センス感じる良いお店(^^)
posted by のみすぎくんat 2008/12/02 21:35 [ コメントを修正する ]
のみすぎくん
うん、うん、今回はすごかったよ。
「良い仕事する」っていうのが一番ぴったり当てはまるかなぁ。
そうそう、センスもいいよね。私もそう思った。
お店もね、ほんとにシンプルなつくりなんだけど居心地がいいのよね〜。
こういうお店、もっと行きたいって思ったわん♪
2008/12/03 14:00
金沢でのグルメ旅行☆うらやましい限りです♪
それにしても~贅沢で美味しそうな品々ですね!

昨夜は~私もお寿司屋さんで一杯でした♪
色々つまんだ中でのヒットはからすみです!
大将の自家製で、大根に挟んで頂きましたが~絶妙な塩加減と濃厚な味わいが後を引きました(^^)

Oliveさんが飲まれた「獅子の里」の超辛を以前に飲みましたが~雑味が無く、スッキリしていて~脂の乗ったお魚にはピッタリですね(^^♪

そうそう!教えて頂いた「鶴齢」飲みましたよ♪
こちらでは販売されていないので~何時も「男山」を送って頂く新潟の酒屋さんに頼んで同送してもらいました☆旨いです(^^♪

男山よりは~やや優しい感じがしましたが、どんな料理にも相性が良くて飽きない味ですね♪冷で良し☆燗で良しと万能選手です(^^)素晴らしいお酒を教えて頂き~ありがとうございました!
posted by mimyat 2008/12/03 12:57 [ コメントを修正する ]
mimyさま
ほんと、このお寿司は贅沢でした。
どのお料理も「日本酒ください!」って感じのものばかりでしょ?(笑)
いつもにも増して日本酒がすすみましたよ〜。
「獅子の里」、私達が飲んだのも超辛でした。でもそれほど辛さは感じませんでしたけどね。
純米酒ということで、大吟醸ほどのすっきり感もなく、お酒のまろやかさを感じました。

「鶴齢」おためしになったんですね☆
わざわざお取り寄せしただなんて、嬉しいです♪
「男山」の方がしっかりしたお酒かもしれませんけど、私は鶴齢が大好きなんです。
彼が今住んでいるところが男山の地元なので、男山も最近は飲みますよ。
鶴齢は県内ではそれほどメジャーじゃないのですが、鶴齢の梅酒は超メジャーなんですよ。
またいいお酒があったら紹介しますね。
2008/12/03 14:06
入り口から風情のあるお店ですね。
こういうお店は、やはりクチコミでなければなかなか知り得ないでしょうから
しっかり事前にリサーチしておいてよかったですね。さすがです。
お料理もお寿司も、ただただおいしそうです。
どれも新鮮な海の幸のおいしい食べ方を知り尽くした
職人さんの技と心が伝わってくるようです。
至福の時間がすごせましたね。
posted by セレンディピティURLat 2008/12/03 15:47 [ コメントを修正する ]
セレンディピティさま
おっしゃる通りです。
魚のおいしい食べ方を知り尽くしているからこそ、これだけ質の高いお料理をだせるんですよね。
漁師さんの扱いでお魚の鮮度がかなり変わるとおっしゃってました。
このお店を教えてくださった方に感謝☆いい時間を過ごさせてもらいました。

事前のリサーチといっても今回は当日のリサーチだったので本当に運が良かったんです。
もっと前から旅行の準備をすれば、もっと楽しめるだろうなぁといつも反省しています。
2008/12/03 15:53

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