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2024/11/26 09:19 |
伊弉諾神宮

淡路SAからさらに高速を進み、向かったのは淡路一宮・伊弉諾(いざなぎ)神宮。
ここは古事記や日本書記に書かれている「国生み伝説」の神が祀られているという神社です。

国生み伝説とは…イザナギノミコトとイザナミノミコトという2人の神様(夫婦)が最初にオノコロ島に降り立ち、そこから淡路島、四国、隠岐、九州、壱岐、対馬、佐渡、そして大倭豊秋津島(本州)の大小8島をつくり出したという、日本誕生にまつわる神話です。最初につくり出されたのが淡路と言われていて、その神様たちは余生を淡路島で過ごしたと言われているそうです。そのイザナギノミコトとイザナミノミコトを祀っているのが伊弉諾神宮というわけです。ちなみにオノコロ島というのも淡路だと言われていて、淡路には「オノコロ」とつくテーマパークなどがあります。

この伝説を知ったとき、ぜひここに行ってみたいと思いました。
とても神聖な場所、最近ではパワースポットなどと言いますが、こういう場所にはなかなか行けるものではないし、とても興味を持ったんです。



かなり古びた神社を想像していましたが、とんでもない、とても立派な神社でした。
最初の鳥居をくぐり、砂利の参道を歩き、2つめの鳥居をくぐり、さらに神橋という小さな橋を渡るとこの門に辿り着きます。
神社って「厳か」という言葉が一番よく似合う場所だと思います。
特にこの神社は神社特有の朱色があまり使われておらず、古い木で作られていて、それがまた一層神聖さを引き立てているのかもしれません。



境内に入るとちょうどある家族の参拝風景に出くわしました。
真ん中の方が少し動いてしまいましたが、キレイに1列に並び、神様に手を合わせている姿に惹かれて写真を1枚撮らせていただきました。
本殿の戸はすべて開放されていて、中では何か神事が行われていました。
笛の音や祝詞が聞こえ、宮司さんや巫女さんがきりっとした姿で神事を行っている姿を見ると、どこか別世界に入り込んだかのような気持ちになりました。



2枚あわせて1つの大木「夫婦大楠」です。
少しだぶってしまいましたが、大変大きな木でした。
この神社は夫婦の神様を祀った神社ですから夫婦(めおと)と名付けられているのでしょうね。



神橋を渡りながら右手を見るとこのような池が見えます。
ちょうど敷地内の真ん中の当たりだと思いますが、水や緑に心癒されました。




神社独特の雰囲気、建築、作法などとても気持ちが引き締まりました。
手を清めてから参拝するという作法もあらためていい作法だなと思いました。


もう1つ、とても興味深かったのは「陽の道しるべ」です。
伊弉諾神宮を中心にして、東西南北には縁ある神社がまるで計算されたように配置されているのだそうです。神宮の境内には、太陽の運行図として、このことを紹介する「陽の道しるべ」というモニュメントが建っています。神宮の真東には飛鳥藤原京、さらに伊勢皇大神宮(内宮)が位置しており、春分秋分には同緯度にある伊勢から太陽が昇り、対馬の海神(わたつみ)神社に沈みます。そして夏至には信濃の諏訪大社から出雲大社、冬至には熊野那智大社から高千穂神社へと太陽が運行します。
国内の主な神社が伊弉諾神宮 を中心にして一直線状に並んでいるというのはとても不思議でした。


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2010/08/10 12:30 | Comments(1) | TrackBack() | 旅行

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コメント

淡路島は私も是非行ってみたいところです。
私、地図オタク?なので、すぐに行けるということはわかっていたのですが
車でないと、なかなかここまで足をのばせないですものね。
楽しいドライブになりましたね。

お写真からも、神社の厳かな空気が伝わってくるようです。
夫婦大楠、穏やかな雰囲気のとても美しい木ですね。
「陽の道しるべ」私も拝読して、お~っと思いました。
こういう話、大好きなんです。
なんだか日本のダヴィンチ・コード?!みたいですね。
posted by セレンディピティURLat 2010/08/11 02:58 [ コメントを修正する ]
セレンディピティさま
東京から淡路島に行くとなると、新幹線→レンタカーでしょうか?
神戸からはとても近いので、私ももう一度くらいは行ってみたいなと思います。

神社の雰囲気伝わりましたか?嬉しいです。
なんとも言えない神事を執り行っていたこともあって、厳かな雰囲気を感じることができましたが、全体としてはどこか親しみのある神社であったような気もします。
陽の道しるべ、私も知ってかなりテンションあがりました!(笑)
2010/08/11 13:08

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